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注入法

目の下のたるみを改善させるための注入法について徹底調査してみました。その種類や特徴、メリットやデメリットなど詳しくご紹介していきます。

ハリを取り戻すことで目の下のたるみを解消する注入法

若いころは、目の下の皮膚にハリがあり、たるみの悩みなどないかと思います。しかし、年齢とともにたるみがでてくると様々な症状を引き起こします。そのひとつが目の下のクマです。

元々、人の体にはスジがあります。しかし、その周りに脂肪や皮膚があることで、外見的に気づくことはありません。それが、たるみによって脂肪や皮膚が下がることで、スジが見えてしまうのです。

目の下のクマも、頬のたるみが原因として挙げられ、このあたりの皮膚のハリがなくなることで全体的に下がり、目元のスジが見た目として出てきてしまっている状態なのです。

これを改善させるために有効だと言われているのが「注入法」です。

目の下のたるみ改善のための注入法いろいろ

注入法の種類には、ヒアルロン酸注入、脂肪注入、ラディエッセ注入があります。それぞれの違いを詳しくご紹介していきます。

ヒアルロン酸注入

一般的によく聞かれる方法かと思います。ヒアルロン酸を目の下に注入することで、目元をふっくらさせます。

値段も安く、気軽に施術が受けられるメリットはありますが、ヒアルロン酸は透明で拡散しやすい液状ですので、血管が透けて青く見えてしまったり、短期間ですぐに元に戻ってしまうということも多いのがこの施術のデメリットだと言えます。

脂肪注入

自分の脂肪を抽出し、それを改めて目の下に注入します。だいたい7~10日ほどで落ち着き、3週間前後で定着するそうです。

自分自身の細胞ですから、アレルギー反応などの心配がなく、長期的な効果が期待できるというメリットがあります。

しかし、脂肪注入ではあまり凹みの改善はできないと言われており、さらには経験の浅い医師の場合は均一に広がらずに凹凸になってしまうリスクがあります。

ラディエッセ注入

ラディエッセとは、FDA(米国食品医薬品局という非常に厳しい検査)に認可され、また世界約10か国の承認を得ている注入物で、80万人以上の人が使用済の安全性の高い成分です。

この成分の特徴としては、白く濁っていて粘度が高いということ。これにより、ヒアルロン酸のように血管が透けて青白く見えることもなく、拡散して効果がすぐになくなることもありません。注入する量はコラーゲンやヒアルロン酸の半分~3分の2程度で済むにも関わらず、その持続力はヒアルロン酸の1.5倍だと言われています。

この成分のすごいところは、コラーゲンを作り出してくれること。コラーゲンをつくる繊維芽細胞がカルシウムハイドロキシアパタイト粒子の周りに集まってきてコラーゲンを作り出してくれるそうです。つまり、自分の力でハリを回復させることが期待できるのです。

持続力は1年~1年半と言われており、その後は徐々にマクロファージという体内の老廃物を食べる免疫細胞によって分解され、吸収されていきます。その後は、新たに作られたコラーゲンによってボリュームを維持することが可能です。

注入の種類をご紹介しましたが、効果が確実で安全性が高く、長期的に維持できるのはラディエッセ注入です。コラーゲンを作り上げてくれる点も大きなメリットで、自然なたるみ(クマ)解消が期待できます。